【5/21】ポケ勢におすすめしたいボードゲーム・『将棋』!①~遊び方やポケモンと似てるところを紹介~
ひのーら!ポケットと申します。
ポケモンが大好きで、普段はポケモンのゲーム・グッズ・イベントについて記事を書いています。
一方で、ポケモン以外に「将棋」も好きで、最近は毎日スマホアプリで遊んでます^^
実はポケモンバトルと将棋って、考える事が凄く似てるんです!!
「ポケモン竜王戦」というポケモンと日本将棋連盟がコラボした大会も開催されており、ポケモンと将棋の関係はより深くなってきていると思います。
(コロナウイルスの影響が心配ですが、今年は開催されるのでしょうか・・・)
また昨今では、ポケモンカードゲームを本格的に遊ぶプロ棋士や女流棋士の姿も見受けられます。
ヒノはポケモンも将棋も、大好きなゲームです。
「ポケモンを遊んでる人に将棋の魅力も知ってもらいたいな」って思ってます。
そこで、「ポケモンと将棋のどんなところが似ているか、どちらも好きなユーザが紹介すれば、ポケモン好きの人に将棋の魅力も伝わるかな」と思い今回記事を書かせて頂きました!
長文記事は初めてですが、本記事で少しでも多くの方に将棋の魅力が伝われば嬉しいです!!(*^^*)
★こんな人に読んでほしい!
もくじ
1.将棋ってどんなゲーム?
ポケモンと将棋の似ているところを紹介する前に、まず「そもそも将棋ってどんなゲーム?」を説明させて頂きます。
将棋は9×9マスの盤上で計8種類・40枚の駒を操り、相手の王(玉)という駒を動けなくする(「詰ませる」といいます)ゲームです。
囲碁やチェスなどほかのボードゲームとの最大の違いは、将棋は相手の駒を取って、持ち駒(自分の駒)として好きな場所に指す(※1)ことができるんです!
※1・・・将棋の場合、駒は「打つ」ではなく「指す」と言います。
駒を取りながら相手の陣地を攻めつつ、王(玉)が詰まされないよう自分の陣地を守る。
この相手と1対1の攻めるか/守るかの駆け引きが将棋の一番の醍醐味だと思います^^
2.どうやって遊ぶの?
将棋を遊ぶには、まず各駒の動かし方を覚える必要があります。
「覚えるのが大変そう・・・」と思うかもしれませんが、遊んでるうちに自然と動かし方を覚えるので気にすることはありません。
ヒノも子供の頃、遊びながら動かし方を覚えました^^
本ページにも各駒の動かし方を記載します!
2-1. 歩
「ふ」と読みます。
漢字の通り、前に1マスずつしか進めません。
将棋では一番弱い駒ですね^^;
しかし、一番弱い駒といってもバカにできず、とても重要な駒でもあるんですよ(`・ω・´) (歩の強さはまた別の記事で解説致します)
2-3. 桂馬
「けいま」と読みます。
桂馬は、2マス前の右か左に進むことができます。
これがなかなか面白い動きなんですね!(`・ω・´)
例えば、桂馬は↓のように他の駒が前方をふさいでいても飛び越えて目的のマスに進めるんです。
また、その独特の動きから↓のように相手の駒どちらか2枚を狙いやすい駒でもあります。
使いどころは難しいけど、うまく使えば有利を取りやすい。
桂馬の使い方が上手い人は将棋が強い、そんな気がします(^v^)
2-4. 銀将
「ぎんしょう」と読みます(一般的に「銀(ぎん)」と略して読まれます)。
銀は前・右前・左前・右後ろ・左後ろのどこか1マス先に進めます。
これまでの駒と違い、進める場所が多いですね!
一方で香車や桂馬と違い、2マス以上先には進めません。
しかし動ける範囲が広い駒なので、攻めにも守りにも使いやすい駒と言えます(`・ω・´)
これも後日記載しますが、銀を使って徐々に相手の陣地を攻めていく棒銀という戦法があります。
個人的に初心者におすすめしたい、分かりやすい戦法だと思うので興味を持った方は調べてみてください^^(ヒノも別の記事で紹介させて頂きます)
2-5. 金将
「きんしょう」と読みます(一般的に「金(きん)」と略して読まれます)。
金は前・右前・左前・右横・左横・後ろのどこか1マス先に進めます。
銀と違って斜め後ろには進めませんが、その分横や後ろにも進むことができ全駒のなかで王(玉)に次いで移動できる範囲が広い駒です!
銀同様、攻めにも守りにも使いやすい駒と言えます(`・ω・´)
2-6. 角行
「かくぎょう」と読みます(一般的に「角(かく)」と略して読まれます)。
角は右前・左前・右後ろ・左後ろに何マスでも進めます。
銀や金と違い縦横に進めませんが、その分斜めに動ける範囲が広いです!
その動ける範囲の広さから、後述する飛車と一緒に大駒と呼ばれています。
序盤~終盤まで攻めにも守りにも使われる非常に強い駒です(`・ω・´)
2-7. 飛車
「ひしゃ」と読みます。
飛車は前・右・左・後ろに何マスでも進めます。
角とは逆の動き方をする駒です!
斜めに進めない代わりに、縦横自由自在に動くことができるのが最大の強みですね。
その動ける範囲の広さから、角と一緒に大駒と呼ばれ「将棋で最も強い駒」と言っても過言ではありません(`・ω・´)
初心者の頃は「いかに飛車を相手の陣地に攻め込ませるか」を学ぶことから始めるのをオススメします(^^)
2-8. 王将(玉将)
「おうしょう(ぎょくしょう)」と読みます(一般的に「王(おう)、玉(ぎょく)」と略して読まれます)。
王(玉)は前・右前・左前・右・左・右後ろ・左後ろ・後ろに1マスずつ進むことができます。
何で読み方が違うのかというと、将棋では「王」を使う側は上手側、「玉」を使う側は下手側と定められているそうです(ヒノもこの記事書くとき初めて知りました;)
将棋で一番重要な駒です!!
なぜなら、将棋は相手の王(玉)を詰ませるゲームだから。
「王(玉)が動けなくなる=敗北」を意味するのです!!!(`・ω・´)
玉の逃げる場所がありません。この状態を「詰んだ」といいます。
勝敗が決まる最も重要な駒なので、動ける範囲も広いですね!
ただし1マスずつしか進めないため、角や飛車のように何マスでも進める駒に狙われると逃げる事が難しくなります。
3. ポケモンバトルと似ている点
ここまでで「将棋がどんなゲームか」「どう遊ぶのか(駒の動かし方)」を、なんとなくでも分かって頂けたかと思います!
では、ここからはヒノが思う「ポケモンバトルと将棋が似ている理由」を書かせて頂きます。
個人的主観のもと書いているため人によっては不快感を感じるかもしれません。
当記事で感じた矛盾点・疑問点などございましたら、ツイッター、質問フォーム、コメント等で教えて頂けると幸いです。
【ツイッターアカウント】@pocket0173
【質問フォーム】プライバシーポリシーと免責事項 - ヒノラー雑記
3-1. バトルと対局の類似点
ヒノはポケモンバトルが強くなるうえで最も重要な要素は、以下の4つだと思っています。
要素 | 解説 |
---|---|
構築 | どんなコンセプト(対面、積み、サイクルなど)で戦うか決め、コンセプトを元に育成した6体のポケモン。 |
選出 | バトル前の画面(選出画面)で自分と相手の6体を比較し、どのポケモンを繰り出すか決める。 |
バトル | ポケモンバトル。1ターンごとに「技を使うか」「交代するか」などのポケモンへの指示を与える。 |
感想戦 | 「構築相性が悪かったのか」「選出は合っていたか」「プレミは無かったか」など、1人または複数人で選出やターンごとの行動を確認する。 |
これを対局(※2)に置き換えると、次のようになると考えています。
※2・・・将棋では相手と対戦することを「対局」と言います。
要素 | ポケモンバトル | 将棋 |
---|---|---|
構築 | どんなコンセプトで戦うか(対面、積み、サイクルなど) | どんな戦法、囲いで戦うか(振り飛車、美濃囲いなど) |
選出 | どのポケモンを繰り出すか | どの駒を使って攻めるか、守るか |
バトル | 技を使うか、交代するか | どのマスに指すか |
感想戦 | 選出は合っていたか、プレミは無かったか | 悪手は無かったか |
将棋の戦法・囲いについては、または別の記事で説明させて頂きますm(_ _)m
今回は「将棋にも戦法があるんだな~」くらいの理解で大丈夫です!
↓一つずつ見ていきましょう。
3-2. 「構築」と「戦法・囲い」
ポケモンバトルをする際、まず「自分はどんな事をやりたいのか?」を元に構築を組むと思います。
ヒノの場合、リザードンや(現状剣盾にいませんが)バクフーンなど好きなポケモンを活躍させて勝ちたいため、これらのポケモンを活躍させるための構築を組みます。
例えばリザードンの場合、代表的な構築に「コータス+リザードン」の並びがありますよね。
コータスの特性「ひでり」によって天候を晴れにし、特性「サンパワー」によって火力が上がったリザードンで相手ポケモンを全員倒す。
シンプルですが、非常に強力な戦術ですね。
話が逸れましたが、つまり構築を組む際の醍醐味は自分がやりたい事に基づいて「800種類以上のポケモンから6匹」「200種類以上の技から4つ」「特性、道具」など『無限の選択肢がある』事だと思います。
将棋にも似た醍醐味があります!(`・ω・´)
それが、『戦法(攻める手段)』や『囲い(王・玉の守り方)』です。
将棋はポケモンのように800種類以上の駒がある訳ではなく、使える駒の数は40枚です。
駒の数だけ見ればポケモンに遥か劣りますが、将棋は9×9マスの盤上で行うゲームです。
81マスの盤上で40枚もの駒がひしめき合うため、局面(※3)は無限大にあると言ってよいでしょう!
※3・・・全40駒が盤面にどう配置されているか
将棋ではこれまでに様々な戦法や囲いが研究されてきました。
代表的なもので三間飛車、四間飛車、ゴキゲン中飛車、居飛車、美濃囲い、矢倉囲い、穴熊etc・・・・・・ほかにもたくさんの戦法や囲いがあるんです!
図は戦法・囲いの1例。自分側は「四間飛車+美濃囲い」、相手側は「居飛車+矢倉囲い」という戦法・囲いで戦っています。
これらのなかから自分に合った戦法・囲いを見つけてそれを極めるもよし、色んな戦法・囲いを試してみるも良し。
このように、戦い方に『無限の選択肢がある』事がポケモンバトルとの1つの共通点だと思います(^^)
3-3. 「選出」と「駒」
構築が決まりいざポケモンバトルとなれば、最初に「選出画面」に入りますよね。
自分と相手のパーティを比較し、「どのポケモンが相手に刺さっているか」「どのポケモンが自分に刺さっているか」など確認したうえで、6匹のなかからバトルで最善だと思う3匹を選ぶと思います。
将棋はポケモンのように選出画面はありません。
最初に盤上にそろえた20枚の駒、全て使用することができます。
相手の駒を取れば、その駒も持ち駒として使うことができます。
しかし、自由に指せるからといって闇雲に指しても勝てる訳ではありません。
構築で述べたように、将棋には無数の戦法・囲いがあります。
どの戦法・囲いで戦うか決めたならば、その戦法・囲いに「必要な駒」が出てきます。
例えば、銀の動かし方で挙げた「棒銀戦法」の場合、銀と飛車を使って相手陣地に攻めていきます。
相手の陣地に飛車を「成らす(※4)」ため、銀を棒のように使い相手の陣地へ攻めていく。
※4・・・相手の陣地(自分側から見て、相手の上3マス)に自分の駒を入れると駒を裏返すことができ、これを「成る」と言います。「成る」については次回の記事で説明させて頂きます。
【棒銀の例】
これが
こうなって
こうじゃ!
戦法・囲いによって攻めに使う駒、守りに使う駒と各駒の役割が変わってきます。
そして戦法・囲いは、相手の取ってきた戦法・囲いに応じて決める場合が多いです。
このように、「相手の構築・選出に応じて繰り出すポケモンを選択する=相手の戦法・囲いに応じて各駒の役割を決める」事も、ポケモンと将棋の似ているところかなと思います(^^)
3-4. 「バトル」と「対局」
構築・選出が決まれば、ようやくポケモンバトル開始です。
バトル中、自分は相手の繰り出してきたポケモンを見ながら「技を使う」「交代する」のいずれかの選択をします。
このとき相手が何を選出したか初手以外の2匹が判明していない場合、そのポケモンも予想しながら戦いますよね。
ほかにも、
ここには書ききれないぐらい多くの要素をバトル中で考慮し、踏まえたうえで最善と思う行動を選択しますよね。
今まで構築・選出を挙げてきましたが、ヒノは本項で挙げる「相手との駆け引き」こそが、ポケモンと将棋の最大の共通点だと思います!
ポケモンや将棋に限らず、勝負ごとには必ず「駆け引き」って発生しますよね。
将棋の場合、自分の戦法・囲いの形ができたらまず「相手の囲いを崩す方法」を考えなければいけません。
一方で、当然相手もこちらの攻撃を受け(※5)てきます。
※5・・・持ち駒や盤上の駒を使って相手の駒から王(玉)を守る事を、「受ける」と言います。
そしてもし崩しきれなかった場合、相手に取られた駒で反撃を食らう可能性が高いです。
その際、攻めに駒を使いすぎて駒不足に陥った場合、そのまま反撃もできず詰まされてしまう可能性が高い・・・。
したがって、「相手がどの筋で攻めてくるのか」「相手のどの筋が守りが薄いか」「駒を取られた際のリスク」など様々な要素を熟考し、最善と思う一手を指す事が将棋の最大の醍醐味です!(^^)
このように、「自分の場と相手の場を見比べながら、次に指すべき最善の1手を模索」する行為が、ポケモンバトルやポケモンカードゲームともっとも共通する点と思っております( *´艸`)
3-5. 感想戦
これは人によってする人/しない人がいると思うのですが、ヒノの周囲には感想戦をする人が多いと感じたため書かせて頂きました。
ヒノはUS・UMの頃オフ会に頻繁に参加していたのでよく見かけたのですが、対戦後にお互いの取った行動を確認しあう人達が居るんですね。
オフ会でなくとも自宅でランクマをした後、対戦ログを取った場合おそらくログを見返すと思います(ログってそのために取るんですものね)。
何故そんな事をするのかというと、「次に似た場面に遭遇した際、より最善に近い選択をするため」ですよね。
「あのターンは技じゃなくて交代すべきだった」「このターンは交代する可能性が高かったから交代読みも兼ねた技を出すべきだった」など、感想戦はいわば反省会です。
試合を「なぜ勝てたのか」「なぜ負けたのか」分析し、要因を知る事で次に同じ場面に遭遇した際に『最善手』を導きやすくする。
これが感想戦最大の目的だと思います。
そして、将棋にも感想戦はあります。
プロ棋士の対局では、対局終了後に「あの攻め手は良かったのか」「ここは受けるべきだったのか」など、棋士同士が盤面を振り返りながら対局の反省をします。
ポケモンも将棋も、試合そのものに関係がある訳ではありませんが『次に活かすために試合を振り返る』事は、強くなるために最も重要な事だと思います。
これもポケモンと将棋の大事な共通点ですね(^^)
4. おわり
一旦今日はここまで!
いかがだったでしょうか。
今回は将棋の遊び方、ポケモンと将棋の共通点を書かせて頂きました。
正直、「ポケモンと将棋ってこんなところが似てるよな」って頭のなかで思い浮かべながら記事を書いたので、分かりづらかったり矛盾する点があるかもしれません(; ;)
でも「自分の場と相手の場を見比べながら、次に指すべき最善の1手を模索」する行為は、間違いなくポケモンと将棋の最大の共通点であり最大の醍醐味だと思ってます!!(`・ω・´)
今回の記事で「ポケモンと将棋ってこんな共通点があったんだ!」とか、「将棋って面白そう!」ってほんの少しでも思ってもらえたら嬉しいです(*^^*)
次回は駒の動かし方以外のルールや、初心者におすすめしたい戦法について書きたいと思います。
ポケモンに次いで大好きなゲームなので、少しでも将棋に興味を持ってくれる方が増えたら嬉しいです!!!m(_ _)m
★ご精読ありがとうございました!